皆さんこんにちは。
和歌山県を拠点に近畿エリアで、グラウンドアンカー工事や
ボーリング工事、足場工事を手掛ける株式会社グランドです。
土木工事や建設工事で多くの方が耳にしている、公共工事と民間工事。
それぞれの工事には大きな違いがあります。
でも実際、民間工事と公共工事ってなにが違うの?って思われる方もいると思います。
施工者や進め方などの違いを把握しておくことで、より効率かつスムーズな工事が可能になります。
そこで今回は、公共工事と民間工事の違いをご紹介します。
◇民間工事とは?
民間工事とは、個人や企業が請負業者となり、資金調達によって発注される工事のこと。
民間工事で建設される建造物は、一般的なビルや住居、福祉施設、自治体の管理下にない水道工事も当てはまります。
民間工事は、適正な品質担保をし、安全な建築物を企業や個人に提供することを目的に実施されます。
代表的な民間工事はこちらです。
・マンションの建設
・ショッピングモールの建設
・住宅の建設
また、土木の工事は半ば公共工事のような工事も多くあります。
公共性の構造物でも、発注者が民間企業であれば民間工事になります。
そして、民間工事を受注している会社の方に質問ですが、社会保険には加入済みですか?
基本的に、従業員が五人以上であれば社会保険の加入は義務となっております。
◇公共工事とは?
公共工事とは、国や都道府県、市町村等の地方公共団体が発注する工事であります。
公共性のある施設又は工作物に関する建設工事は、国などの公共団体や法人税法での公共法人などを指します。
工事1件の請負金額が500万円以上(建築一式工事の場合は1,500万円以上)でなければなりません。
◇民間工事と公共工事の違いは何?
公共工事と民間工事の違いは様々ありますが、大きく2つ違いがあります。
・発注者
公共工事も民間工事も、実際に工事を行うのは民間の企業となります。
先程書いた通り公共工事は国や都道府県、市町村などの公共団体が発注した工事となり、民間工事は一般の企業や個人が発注した工事のことを言います。
民間工事は、オフィスビルの建築や住宅の設備、商業施設の建築など、様々な業務があります。
公共工事は公益性が高く、民間工事は利益を生み出すためか私的利用がメイン。
建築物の目的にも違いがあります。
・資金調達方法
公共工事は税金が用いられますが、民間工事は個人や企業による銀行融資や民間投資などの資金調達が主な財源となります。
民間工事の場合、見積もりなどを行い工事の金額を決めますが、公共工事は税金で行われるため、 設計・積算を行い入札して工事の受注者を決定します。
◇民間工事のメリット
民間工事は、市場の需要や予算の変動に迅速に対応することができるので、工期の短縮やコスト効率の向上が見込まれます。また、変更管理にも柔軟性があるので、効率的にプロジェクトを進めることが可能です。そのため、競争が激しい建設市場において、その迅速さと柔軟性でしばしば公共工事よりも優先されることがあります。
また、リスク管理と収益性のバランスが成功の鍵となります。
リスクを抑制することはコスト削減に直結して、収益性の向上になります。事前の市場調査、コスト予算管理、品質の確保はとても大事になります。不測の事態に備えた保険や、変動する材料費に対するリスクヘッジも必要になってきます。
◇公共工事のメリット
公共工事そのものからは、利益が得られます。大規模のものも多いため、公共工事を請け負っただけでも売り上げが大きく増大するかもしれません。
利益ももちろん大切ですが、公共工事を請け負う大きなメリットに、信用構築があります。公共工事を請け負った実績があれば、信用してもらいやすくなります。
売上が上がることによって、銀行からの信用も得ることができます。信用構築はとても時間がかかり大変ですが、公共工事を行うことでショートカットできる可能性が上がるのは大きなメリットと考えられるのではないでしょうか。
◇民間工事の流れ
民間工事では、設計業者を決めて、工事価格の積算・見積によって価格の調整を行い、そのうえで発注・契約という流れになります。
大まかな流れは以下の通りです。
①設計業者の選定→②設計・積算→③見積り→④工事業者と協議・調整→⑤発注・契約となります。
①設計業者の選定
過去の実績や経験、技術、人材などを考慮して、どの業者に仕事を依頼するのかを選定します。
②設計・積算
設計図書を作成して、その資料に基づき積算を行って工事費用を算出します。
③見積り
設計図書・積算を元に見積を作成してもらいます。
複数社に依頼(相見積)し、予算と照らし合わせて納得できる工事業者を選んでいきます。
④工事業者と協議・調整
工事業者と協議や調整を行い、工事内容や金額を合わせていきます。
今までの工事実績等で予算が設定されているので、提示見積が高い場合は、複数社で金額を競わせることもあります。
⑤発注・契約
企業間で工事内容や金額がまとまれば、発注・契約となります。
◇公共工事の流れ
公共工事では、工事を依頼する業者は基本的に入札で決定します。
大まかな流れは以下の通りです。
①資格審査→②入札→③発注・契約となります。
①資格審査
入札に参加する会社が資格を満たしているか審査があります。
審査項目は以下になります。
・建設業許可の有無
・経営事項審査を受けているか
・各種税金を納めているか
・欠格要件に該当がないか
※欠格要件は破産者で復権を得ない者、建設業許可を取り消され、
その日から5年を経過しない者など、14の要件が定められている。
※経営事項審査は、経営状況・規模、技術力、社会性の審査となる。
申請を行い総合評定値通知書を受け取る必要がある。
②入札
入札とは、参加する企業が工事の条件や価格を提示し、一番有利な条件を提出した企業と契約します。同じ条件の会社では一番安い価格を提示した会社が選ばれます。
③発注・契約
入札の内容・価格から企業が決定して発注と契約が行われます。
◇まとめ
今回は、民間工事と公共工事の違いやそれぞれの工事のメリットについてお話しました。
公共工事と民間工事の違いは、発注者や資金調達方法だけではありません。
特に公共工事は請ける前にも入札が必要であったり、工事完了後も書類の提出などが必要になります。
ただ、公共工事のほうがいい、民間工事のほうがいいとは一概には言えないので、公共工事と民間工事の違いをよく理解しておきましょう。
◇株式会社グランドでは作業員を募集しています!
株式会社グランドは、創設4年の建設会社です。
社員一人ひとりが「自分の力を最大限に発揮し、成長できる環境」であることを大切にしています。私たちは、「仕事とプライベートの両立」「スキルアップ・キャリアアップの支援」「社員同士の切磋琢磨」を軸に、社員が「やりがいを持って働ける職場」を目指しています。
これまでのキャリアに満足していない方、これからのキャリアに不安がある方、ぜひグランドで「理想のワークライフバランス」を実現させてください。
一緒に、「社会に貢献できるインフラを築き、地域の発展に貢献する」グランドの一員となりませんか?
未経験者の方も大歓迎ですので、ぜひお気軽にご応募ください。
▼関連記事▼
グラウンドアンカーとは?土木工事の種類と土木工事との違いを紹介!
ボーリング工事の仕事内容とは?未経験者でも分かる土木工事との違いを徹底解説!
▼施工事例▼
【和歌山県日高郡】鉄筋挿入工事
【和歌山県西牟婁郡】足場組立工事
【和歌山県西牟婁郡】ボーリング工事
【和歌山県和歌山市】グラウンドアンカー
<株式会社グランド>
https://www.grand-inc.jp/company
<お問い合わせ>
https://www.grand-inc.jp/contact
<エントリーフォーム>
https://recruit.careecon.jp/co/grand-inc